八海山について, About Hakkaisan
八海山について
八海山は、新潟は南魚沼市にある山。越後三山(魚沼三山)のひとつであり、日本200名山にも数えられます。
八海山というと、山の名前というよりも日本酒の「八海山」を思い浮かべる方も多いと思いますが、日本酒の八海山は仕込み水に八海山系の伏流水を使っており、酒銘は山の八海山に由来しています。
ちなみに八海山というと、八つの海の山?
山なのに八つの海?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。 (私がそうでした)
八海山の由来は諸説あり、
付近の八つの山を仏教の八戒になぞらえて「八戒山」と呼んでいた説や、 八つの山を横から見ると階段状に見えた所から「八階山」と呼んでいた説、そして、 八つの山の頂上にかつて池があって、それを海に見立てたという説などがあります。
八海山は、山岳信仰の霊山としても名の知られた山であり、投行者小角、そして、弘法大師が頂上で密法修行されたという言い伝えもあります。
水無川と魚野川について
水無川は八海山の山麓を流れる川で、魚野川に注がれます。
魚野川はその先で信濃川と合流します。
水無川はその名のとおり普段はほとんど水の流れない川ですが、八海山で降雨があったり雪解けの際には鉄砲水のようにそれは激しい水流となるそうです。
八海山石は、水無川で主に探石されますが、この鉄砲水には要注意です。