HOME > 産地について > 庄内川について, About Hakkaisan

庄内川について, About Shonaigawa

庄内川について

庄内川は、愛知県を流れ伊勢湾に注ぐ一級河川です。 名古屋市を流れる河川であり、都市部からほど近いこともあり、週末ともなると河川敷では野球などスポーツ行事が盛んになります。

ここ庄内川では、水石となる石として、庄内川石が産します。

真黒石は少ないものの、灰黒石は多く、ホルンフェルスの質的に瀬田川石とよく似た石が見つかります。 瀬田川と庄内川は100km超離れてはいるものの、地質学的にはそれほど離れておらず、似たような石が産するのでしょう。

庄内川

土岐川と庄内川について

実は庄内川と土岐川は同じ河川です。

同じ河川ですが、岐阜県内では土岐川と呼ばれ、愛知県内では庄内川と呼ばれる訳です。

さらに細かくいうと、岐阜と愛知の県境の諏訪大橋から下流の玉野渓谷では玉野川と呼ばれます。

石の大きさでいうと、土岐川の終わり辺りではほぼ丸い小さな石が多いものの、玉野渓谷を通過する際に大きな荒い岩々を含み、 その後愛知県に入り庄内川の始まり辺りでは大小色とりどりの様々な石が見つかります。

水石となる石は、おそらく玉野渓谷の影響が大きいと考えられ、従って水石となる石は、土岐川石ではなく、庄内川石と呼ばれるものと思います。

土岐川は、岐阜県恵那市の夕立山を水源とし、 途中、瑞浪市で小里川、土岐市で妻木川、多治見市で笠原川、名古屋市西区で矢田川を合流します。

この夕立川から、伊勢湾までの流れ、合流する河川の状況をまとめると、以下のようになります:

伊勢湾(港区) 庄内川(愛知) 玉野川(諏訪大橋下流、玉野渓谷) 土岐川(岐阜) 夕立川(恵那)
∟矢田川(西区) ∟笠原川(多治見)
∟妻木川(土岐)
∟小里川(瑞浪)

また、地図では、国土交通省 中部地方整備局 庄内川河川事務所の土岐川流域図が全体像を把握するのに分かりやすいです:

土岐川流域図

庄内川の名の由来

庄内川の呼称の由来については、江戸時代にあった稲内庄、山田庄、一色庄などの内を流れる川ということで、「庄内川」と呼ばれるようになったと考えられています。

なお、庄とは農業集落のことです。



 

Back to page top