段石について
段石について
段石(だんせき)というのは、水石のなかの一カテゴリーであり、二段以上の段(平たい面)のある石となります。
ちなみに、段がひとつだけの平たい石は、土坡となります。
段石は、上段と断崖、そして下段とを含めた形から景色を連想し、その広がりから広大な大地を思い起こすものがよく、上段と断崖、そして下段のバランスが重要になってきます。
このバランスが整った石というのはなかなかにお目にかかるものではなく、中途半端な段石が多いのが実情です。
イメージとしては、以下のような広大な大地を思い起こさせる石となりますでしょうか。
残念ながら私は掲載できるような段石を持ち合わせていないため、いつものことながら、緋山酔恭の山水石美術館よりお写真を拝借します:
緋山酔恭の山水石美術館より引用:
なかなかこのようなよい段石はそうそうあるものではありません。