龍眼について
龍眼
水石において、石の表面の様子を表すことを「肌合い」といいます。 肌合いには、「ジャグレ」や「巣立ち」といった用語がありますが、ここでは「龍眼」について紹介したいと思います。
龍眼と書いて、りゅうがんと読みます。
百聞は一見に如かずともいいますし、実際にご覧いただいた方が早いですね。 以下は龍眼の写真です。
龍眼とは、母岩に白い石英や石灰質の貫入がある状態をいいます。
ですので、龍眼とはある特定の石を指す言葉ではなく、石英や石灰岩の貫入がある状態(肌合い)のことですが、龍眼石というと石づき盆栽に使われる石として、揖斐石、丹波の竜眼、秩父の日野竜眼が有名です。
盆栽の根を這わすための石として、荒々しい岩肌の龍眼石は好まれます。
話を戻して龍眼についてですが、白い石英や石灰岩の貫入のことを龍眼といいますので、例えば滝石の滝の白い部分も龍眼となる訳ですが、あえて龍眼という言葉を使うことは少ないかもしれません。